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| mini-album CFC-0018 ¥1,800 |
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| for calmwarm |
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なんと美しく、デリケートな音であることか。
ぼくはほとんど夢見心地のまま、本作を聴き終えた。
それはまさに「今までとこれからのすべての時間と場所が同時にここにあるような」不可思議な感触だったのだ。
すべてを受け入れ、ささくれだった心が溶解していくような、ゆるゆるとした温水のなかでたゆたうような、そんな感覚でこのミニ・アルバムは満たされている。
だが、ただ心地よいだけではない。
その精妙で目眩のするほど美しい電子音の間隙を縫うように、ときおり鳴らされる耳障りな不協和音。
ノイジーなギターの歪音が異化効果となって、聴き手の意識を覚醒させ、ほんの一瞬、現実に引き戻す。
アブストラクトなエレクトロニカ音響が、生々しい身体性を帯びる。
「warmonger」で発せられる、彼らにしては珍しく強い言葉もそうだ。
自分たちの音楽をただの浮世離れしたイージー・リスニングにはしたくないという、静かだが強い意志が、そこには感じ取れる。
いわゆる形態としてのロックから遠く離れていても、オルガノラウンジの音楽にロックを感じるのは、まさにそういう部分であり、であるからこそ、ぼくは彼らを信頼できる。
おおげさに言えば、ここにあるのは一種の思想なのだ。
そして、食傷気味なほど氾濫するエレクトロニカ/アンビエント音響群にもっとも欠けているのが、そうした思想であり、身体性なのだ。
オルガノラウンジは変わり続けている。
今日は昨日までの彼らではなく、おそらく明日の彼らも今日までの彼らではない。
その固定化しない、永遠に完成しない流動性もまた、オルガノラウンジの、眠りと覚醒を往還するような奇妙な生々しさに繋がっているように思う。
そしてぼくは、今日も「calmwarm」(なんと内容にぴったりのタイトルであることか!)を聴き続ける。 |
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| 小野島
大 |
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